「リノベーションするほどではないけど、何か変えたい」という相談が増えています。工事なしでも、家具・照明・テキスタイルの選び方と配置を変えるだけで、部屋の印象はかなり変わります。

工事なしで部屋を変える、インテリアスタイリングの話

まず家具を減らすことを考える

スタイリングの相談で部屋を見ると、家具が多すぎるケースがよくあります。新しい家具を足す前に、今ある家具を減らすことを提案することが多いです。部屋の中央に空間があると、それだけで広く感じます。鎌倉の週末住宅で「何も置かない部屋を作りたい」という施主の要望に応えたとき、収納をすべて壁の中に納めることで、中央に何もない空間を作りました。

ラグの選び方と配置

ラグは、部屋の中に「場所」を作るアイテムです。ソファとテーブルの下に一枚敷くだけで、リビングのまとまりが出ます。サイズは大きめを選ぶほうが、部屋が広く見えます。素材はウール混のものが、踏み心地と耐久性のバランスがいいです。色は、床材より少し明るいか少し暗いかのどちらかを選ぶと、馴染みやすいです。

カーテンの丈と素材

カーテンは、床ぎりぎりまで長くするほうが天井が高く見えます。既製品は丈が短いものが多いので、オーダーで作ることをお勧めしています。素材はリネン混のものが、光の透け方が柔らかくて好きです。代々木上原のM邸では、吸音効果のあるウール混のカーテンを選んだことで、部屋の静かさが変わりました。

植物の使い方

植物は、部屋に動きと季節感を加えます。大きな鉢植えを一つ置くほうが、小さなものをたくさん置くより空間がすっきりします。夏は窓際に置いて光を当てたいところですが、直射日光が強すぎる場合はレースカーテン越しに。植物の種類は、その部屋の光の量に合わせて選ぶことが大切です。

インテリアスタイリングは3万円から受け付けています。オンラインでも対応しているので、遠方の方もご相談ください。